ワイタの仮雑記

Pain of Salvation / In The Passing Light Of Day

ものすごい久しぶりにメタル感想。

イン・ザ・パッシング・ライト・オヴ・デイ
ペイン・オブ・サルヴェイション
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スウェーデンのプログレッシブ・メタルバンド Pain of Salvation(ペインオブサルベイション、通称POS)の10thアルバム、In the passing light of day(インザパッシングライトオブデイ)。
初期はいわゆる「ドリームシアター系」扱いされつつも、完全に独自の路線を突っ走ってきた割とベテランなバンドです。
プログレッシブメタル、とは言うものの、割と掴みどころのない、ジャンル分けの難しい楽曲が多いのが特徴だったのですが、特に5thアルバム「Be」以降はそれが顕著になり、7thと8thのRoad Saltシリーズはもはやメタル要素が無い、オールドなロックアルバムとなっていました。
初期のプログレ路線が好きな自分からするとかなり残念な路線だったのですが、その後過去作のリレコードアルバム「Falling home」(多分日本版未発売)と、4th「Remedy Lane」のリマスター版(多分これも日本版未発売)を経て発売された今作は、近年の作品の風味を残しつつも、初期のプログレメタル路線に回帰した「メタル」な作品となりました。

メンバーが変わったとか、技法が変わったとか、ヴォーカル&リーダーのダニエル・ギンデルロウが病気で生死をさまよっていたとか色々な事情は有ると思いますが(と言うかその「死にかけたこと」こそがこのアルバムのテーマでもありますが)、とにかく「メタルなPOS」が復活した事が非常に喜ばしいです。
初っ端からメタルな楽曲が並ぶだけで嬉しいのですが、今作はとにかくメロディが強烈に印象に残ります。
PVにもなっている「Meaningless」や「Reason」に加え、淡々とした歌唱から熱いコーラスに流れ込む「Full Throttle Tribe」など、ここ数作からは考えられない程にパワフルでキャッチー(※彼らにしては)な楽曲が揃っています。
また、どうやら今作は「Remedy Lane2」として当初は作成されていた、という側面も有るらしく、全体的にRemedy Laneを参照したり引用したりするフレーズが含まれているのも過去作やリマスタ版を聴いてきたファンとしては嬉しいものがあります。
(※6thの「Scarsick」も「The Perfect Element 2」として作ってたらしいので確かに納得できる部分ではあります。なお、曲の解釈や上記情報はこちらの海外サイトを参考にさせていただきました。)
ザクザクした音なんかは各所で言われている通りLeprousっぽかったりしますが、恥ずかしながら最近Leprousを知ってファンになった自分からするとタイムリーでより嬉しかったり。
歌詞は相変わらず?内省的で、先述した通りダニエル氏の経験した細菌感染症及びそれに伴う入院に伴い見つめた死、というか「死ぬこと」がテーマなのですが、全編を通じてはそこまでダーク一辺倒では無く、いつもの繊細さと力強さの混在した表現力の塊みたいなヴォーカルで引き込まれます。(過去作ほどのハイトーンは無い感じですけども。)

個人的にPOSは3rdの「The Perfect Element 1」が人生のベストアルバムに入るぐらい好きなのですが、今作もPOSの中ではかなり気に入っています。
初めて聴いたときは驚いてばかりであまり頭に入ってこなかったのも事実ですが、3度、4度と繰り返す度に、これこそがPOSに求めていた曲だなと。
5thの「Be」は今も理解できる気がしないし、6thの「Scarsick」もアルバムとしてはあまり好きではないのですが、今作はアルバムを通じていい感じです。

ちなみに、日本版のボーナスディスクは新曲は無く、デモバージョンのみ。
この手のデモにしては珍しく、作曲者(ダニエル)の解説が入っていますが、彼らの動向を全部知りたい、というコアなファンでない限りは特段必須なモノではないと思われるので、日本語訳が必要なければ海外盤で良いような気がします。(歌詞の意味を追うだけなら、先述のサイト等で歌詞を直接追って、翻訳見ないほうが分かりやすいかも…)

ちなみに、POSは今作もオススメですが、アルバム1枚の値段で、初期のアルバム5枚がまるごと収録された「ORIGINAL ALBUM COLLECTION」というまとめパッケージも有るので個人的にはまずコッチがオススメです。
ORIGINAL ALBUM COLLECTION
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PAIN OF SALVATION
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デビュー作1st、武器産業とロシアの核汚染された泉がテーマの暗くて重い2nd、大傑作(断言)3rd、今作との関連があり一般的にはベスト扱いされている4thに加え、驚異的なコーラスワークとまったりとしたアレンジが楽しめるアコースティックライブの「12:5」を収録しているので、POSを聴いたことが無い方の入門には最適。
メタルに興味がなくても、嫌いでも、3rdだけでも良いからより多くに人に聞いてもらいたいと思う今日このごろ
  1. 2017/03/12(日) 23:55:49|
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TYR/Lay of Thrym



割と飽きてきた感もあるヴァイキングメタルですが、久しぶりに大当たり!
ヴァイキングというよりは普通にパワーメタルというかブラインドガーディアン系統じゃね?って気もしますが、
クサいし速いので気にしない。
先日出たばかりの日本盤はBlackSabbathとRainbowのカバー付き。歌詞もアツいので日本盤オススメですが、カバー2曲は別にパワーメタルでもヴァイキングでも無いので安い輸入盤もありかと。
ザ・レイ・オブ・スリムザ・レイ・オブ・スリム
(2011/06/22)
ティア、TYR 他

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Lay of ThrymLay of Thrym
(2011/06/07)
Tyr

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シンフォニーXの新譜も買いましたが、こちらは前作ほどメロディ回帰してはおらず。もう少し聞いてみないとダメかも。
  1. 2011/06/27(月) 18:02:21|
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セイクリッドはメタル

全然360プレイしてないのでいつも以上にネタが無いのですが、丁度いいところにBlind Guardianの新譜が届いたのでした。

At the Edge of Time (Dlx)At the Edge of Time (Dlx)
(2010/08/24)
Blind Guardian

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ジャーマンメタルの重鎮、ブラインドガーディアンの最新アルバム。
国内盤は12曲(10+エディット違い2)、輸入2枚組版は16曲(10+エディット違い3+シングル曲別エディット1+デモ3)なので輸入盤の方がややお得。箱が飛び出す絵本仕様で非常にダサい。
もちろん翻訳や解説が付かないので国内盤+シングルが最強かもしれませんが。

んで、取り上げるべきは1曲目「Sacred Worlds」。あのセイクリッド2のテーマソングですね。(持ってないけど)
ゲーム中のは6分Verみたいですが、CDでは9分。相変わらず濃密なファンタジー世界が繰り広げられてます。
後はPVにもなってる9曲目とか。久しぶりの疾走曲。前作が疾走感皆無でしたので…

個人的にはオーケストラどっぷりな10も好きです。間奏ががApocalypticaっぽい。

と、曲単位で見ていくと割とアリな1枚となっていますが、相変わらずそれ以外がほぼ印象に残らない最近のブラガっぽさもあり、手放しにオススメ出来ない感じも残しつつ。
まだお持ちでないのであれば、3rdとか4thのリマスター盤の方をオススメしたいところ。


ついでにペインオブサルベイションの新譜ロード・ソルト・ワンも買ったのですが、こちらはもはやパーフェクトエレメント1の頃とは別物になってしまっていて残念。これはこれでアリだとは思うのですが。
Perfect Element1 のこの曲が好きです
  1. 2010/09/01(水) 00:35:56|
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Opeth観てきた等

Opethが再来日したので渋谷まで見に行ってきました。
前回の来日時はスルーしてたのですが、同一アルバムで2回も来日してくれるとは。
終始まったりしたムードでありながら曲はデスメタル、という奇妙な取り合わせでしたが
演奏は凄まじく安定してるしMC面白いしと良いライブでした。
開幕Windowpane→2曲目Ghost of Perdition→3曲目The Lotus Eaterって流れだけでもう満足。

最近買ったCDとか
Amon Amarth「Twilight Of The Thunder God」とかEnsiferum「From Afar」とかヴァイキングメタルを買ってみたり。
両方ともなかなか猛々しくて良いのですが、最初に入ったヴァイキングメタルがEquilibriumなため若干求めてる方向性が違う感じも。
Wingthors HammerとかWidars Hallenみたいなピロピロっぷりはどこら辺のバンドになるのでしょうか。メロデスの方が近い?
メロデスは以前から気になっていたScar Symmetryの「Pitch Black Progress」と「Holographic Universe」を買ってみたり。
ヴォーカルのデス・クリーンの使い分けが凄まじいのですが曲自体はあんまり印象に残らない感じ。
4年越しの新作となるSavage Sircusの「Of Doom And Death」は前作の全曲を演奏したLiveDVDが付いてきてお得ですが、
新曲自体は最重要メンバーのトーメンが抜けた影響か前作ほどブラガっぽくなく、相変わらず1曲が地味に長い中キャッチーさが減っていてなんか微妙。
期待してなかった割にアタリだったのがGalloglass「Legends From Now And Nevermore」とCelesty「Vendetta」。
共に古き良き?メロスピ時代っぽい曲満載でクサくアツいアルバムとなってます。
どちらもAmazonで輸入盤が安かった、ってだけの理由で買ったのですが最近クサいアルバムが無い中でなかなか分かりやすいメロスピしてて良いです。

  1. 2009/11/21(土) 18:15:39|
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Adagio/Archangels In Black

Adagio/Archangels In Black
フランスのシンフォニックプログレッシブメタルバンド、Adagioの4th。
1stは日本人大好きなピロピロネオクラ。
2ndは大作志向かつサントラ的ネオクラアルバムとして一部で大好評。
3rdではキャッチーかつブラックメタル化を推し進めて若干人気を落とした彼らですが、今作は3rdの方向性ながらも若干2ndっぽさも戻ってきた感じの作風となってます。
本当に若干なので2ndを求めてると肩透かしではありますが。
ただ、一回目聞いた時はやっぱりダメか…と思いましたが2ndと同じく、何度か聞いてるうちに完全にハマってしまいました。
かなり攻撃的になりつつも、従来のネオクラ路線を残すところではしっかり残した曲調がツボです。
容赦なく暗い曲ばかりなのも、何故か日本語の曲名が入ってるのも謎くて良し。
ちなみに4thの後に3rdも勢いで買いましたが、これも言われてるほど悪くないです。AdagioいいよAdagio。
アークエンジェルズ・イン・ブラックアークエンジェルズ・イン・ブラック
(2009/04/08)
アダージョ

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  1. 2009/06/21(日) 22:08:51|
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